分譲マンションの対象

N=納戸をお洒落に言い換えている場合が多い。 一生住み続けるか、住み替えるかによって間取りは違う間取りを選ぶ基本は、ズバリ自分にとって住みやすいものを選ぶこと。
10年後、20年後の家族構成や生活を想像し、少なくとも、20年くらいは無理なく住むことのできる間取りを選ぶべきだ。 と、ここで、オヤッと思われる方も少なくないだろう。
通常、マンションや建売住宅を購入する人は35年返済の住宅ローンを組むもの。 ということは、35年間住み続けることができる住宅でなければ困るのでは、と。
確かに、住宅ローンの返済を第1に考えれば、「35年住み続けられる家」のほうがよい。 しかし、「35年」にこだわるべきではない、という考え方もある。
そして、私は「35年」にこだわらないほうがよい、という立場をとっている。 と言うのも、「35年以上、住み続けられる家」というのは、第2次世界大戦でつくり上げたゼロ戦のようなものだ。
遠距離の攻撃もできれば、瞬時に基地から飛び上がり、迎撃もこなせる「オールマイティ型」というわけである。 このオールマイティ型に対し、遠距離攻撃型、近距離迎撃型という具合に、1つの目的達成だけを考える「スペシャリスト型」のものづくりもある。
マンションのプラン(間取り)の善し悪しを判断するときは、まず、このオールマイティ型がいいか、スペシャリスト型がいいかを決めなければならない。 スペシャリスト型の間取りは「お互い仕事を持っている夫婦2人向き」や、「退職した老夫婦向き」、「夫が家で仕事をする3人家族向け」など、住む人と住む時期を限定することが多い。
一生住み続けるのではなく、そのプランを必要とする人が必要なだけ住み続ければよく、必要なくなったら、住み替える。 そして、35年にこだわらなくてすめば、家の選び方も大きく変わってくることになる。

「10年か20年で住み替える」ことを前提に家を選ぶ。 そんな発想は、いままでの日本にはなかった。
もし、家を買うなら、一生に一度の買い物」として死ぬまで住み続けることのできるものを選ぶべきとされていたからだ。 住み替えるのが好きなら、気楽な賃貸暮らしがふさわしい、と。
しかし、これからは、家を買った人も住み替えを楽しむ時代が始まる、と思う。 住み心地の決め手はここだ「永住型マンション」は本当に永住できるか今、販売されているマンションには、「永住型」と名づけられたものが少なからずある。
この「永住型」というのは、一生住み続けられるくらい広い住戸で、耐久性も高くつくってあります」という意味。

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